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シェンムーⅢ 時間を気にしなければ、物語に入ったような楽しさ [シェンムーⅢ]

『シェンムーⅢ』(PS4 輸入版¥2,550 税込 ※Amazon 2024/1/15時点)をプレイしていて、だんだんと凄さが感じられるようになりました。開発元が、シリーズの大半をプレイした『龍が如く』と同じセガだけに、期待していたところもあるのですが。

このゲーム、時の流れがあると前回書いたのですが、物語を進めていると、会いたい人物が何時にならないと現れないということがあります。

そんな時は、その時間まで一気に飛ばすこともできるのですが、薬草などを摘みながら時間をつぶしたり、広い村を歩き回ったり、その時間になるまでぶらぶら過ごすこともできます。

行方不明になったヒロインの父を探すため、村で情報を集めたり、同じ様に行方不明になった人物の家に行き、手がかりが無いか調べたりするのですが。

いくつもある家具の引き出しや引き戸を次々と開けながら、何かないか探すため、本当に探しているというのが感覚になる細かさがあります。

テンポ良く、展開が早くというよりも、多少の手間を感じるリアルさがあり、珍しいタイプのゲームかもしれません。個人的には、ちょっと手間がかかる感じが、実に良く。

主人公の若者は、雑貨屋のまき割りのアルバイトをしたり、薬草などアイテムを売ったりしながら、お金を稼ぎます。まき割りも、タイミングが求められ、ミニゲームのようになっており、動きに遊び心が感じられます。

主人公は、拳法の使い手です。村には、道場があり、そこで対戦できるのですが、屋外でトレーニングしている人とも手合わせできます。対戦と言っても、このゲームは、シングルプレイのゲームなので、他のプレイヤーと戦うようなものではないです。

ボタン操作で多彩な技を繰り出すことができるのですが、Aボタンを何回、Bボタンを何回と回数があり、タイミングもあるため、結構、複雑です。それが、道場などでのトレーニングで、気軽に身に付くようになっています。

単純に、拳法のトレーニングで攻撃力や体力などが上がるだけではなく、技を出せるようにユーザーのボタン操作が鍛えられ、実際にトレーニングしているような感覚があります。技も豊富にあるため、これはこれで楽しいです。

物語の流れとしては、急かされるようなものではなく、のんびりした感じがあり。ヒロインと一緒に生活しているため、出かける時には見送ってくれたり、料理を作っていたり、生活感があります。それでも、主人公は目的を持って行動しているため、刺激がなく物足りない感じはしません。

このゲーム、やり方次第なところが大きいため、その気になれば、かなり遊べそうです。こんなゲームだったとは、知りませんでした。

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