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壊れかけの冷蔵庫が直る? どうにもならず、冷蔵庫の買い替え、省エネ性能の年間消費電力を比べると基準が違い、旧JISは低め [壊れかけの冷蔵庫が直る?]

冷蔵室だけが、冷えたり冷えなかったりしていた冷蔵庫は、掃除したり、少し分解したりしたのですが、最後は、買い替えることになりました。

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左が古い冷蔵庫、右が新しい冷蔵庫 『三菱 MR-CD41G』(¥181,265 税込 ※Amazon 2024/1/8時点)です。年末の忙しい時期だからか、設置と家電リサイクリングで回収も頼んだところ、注文から届くまで1週間ほどかかりました。

冷蔵庫の家電リサイクル料金は、小(170リットル以下)が3,672円(税込)、大(171リットル以上)が4,644円(税込)なのですが。冷蔵庫のメーカー側でも、設定できるらしく、回収する際に、それも業者さんが調べていました。古い冷蔵庫 『日立 R-SF570CM』の家電リサイクル料は、4644円でした。

冷蔵庫の容量は、古い冷蔵庫が565L、新しいのが405L。古い冷蔵庫が壊れ、中の物を出したらところ、ずいぶん前に父が漬けたらっきょがあったり、賞味期限が2,3年前の焼き肉のタレや調味料など、忘れて放置していたものが、たくさんありました。

こんなに余計なものばかり入っているなら、大きな冷蔵庫を買っても同じようになるだけだなと思い、400Lくらいあれば、十分じゃないかとなりました。今のところ、母からの文句もなく、問題なさそうです。

気になるのが、省エネ性能に書かれている『年間消費電力量』です。古い冷蔵庫は、『日立 R-SF570CM』は、200kWh/年、新しい『三菱 MR-CD41G』は、298kWh/年とあり、新しい方が、1.5倍も消費電力が高いことになります。

冷蔵庫の容量も小さくなり、それで、1.5倍も消費電力が高いというのは、変だなと思い調べたところ、JIS測定基準が違い、古い冷蔵庫は旧JIS、新しい冷蔵庫は新JISなため、そもそも基準が違うことが分かりました。

旧JISと新JISでは、前提になる条件が、大分違います。旧JISは、冷やす空間に冷気ダクトも含まれていたんですが、新JISでは、冷気ダクトは含まれず、冷やせる空間に限定しています。

周囲温度は、旧JISは、平均22.4℃(30℃が180日、15℃が185日)、新JISは、平均25℃(32℃が205日、16℃が160日)。冷蔵庫は、冷やすものなため、周囲温度の高さは、消費電力に大きな影響を与えそうです。

この他、投入負荷として、旧JISは、冷蔵室ならペットボトルの水 500g/75L、冷凍室には、125g/20L、新JISは、容量当たりで冷やすものを同じにすると、冷蔵室は、同じペットボトルの水 900g/75L、冷凍室は、製氷皿水 80g/20Lとなります。

冷蔵室で冷やすものは、旧JISよりも、新JISの方が、400g多く、1.8倍です。冷凍庫は、新JISの方が、g数では小さいのですが、製氷皿水ということは、水から氷になるまでとなると、また違った感じになりそうです。

冷蔵庫の扉を開閉する回数もあるのですが。これについては、旧JISは、1回あたり10秒開いたままを、冷蔵室なら35回/日、冷凍室は8回/日、新JISは、1回あたり1分間なのですが、試験毎となり、開く回数は少なく、開いたままの時間が長いというものです。

冷蔵庫の扉の開け閉めについては、新旧の比較は難しいのですが。周辺温度も大きく違い、冷蔵庫で冷やすものも、1.8倍になっているため、旧JISと新JISでは、年間消費電力に大きな差が出ることになりそうです。

旧JISと新JISの違いが分かると、冷蔵庫の年間消費電力は、古い方より新しい方が低そうです。母は、何でも冷蔵庫に入れたがるのですが、入れるべきものかどうかは、ラベルの説明を読みつつ、考えた方が良さそうです。

冷蔵庫を購入する際、今は、電気代が高いこともあり、消費電力が気になるのですが。省エネ性能に記載されている年間消費電力が、旧JISだと低めになるため、注意が必要かもしれません。

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