詐欺メールの話 国税庁をかたる詐欺メールが届き、ネットにつながらないガラケーが一番 [詐欺メールや詐欺電話、カード不正利用の話]
先ほど、父のケータイ電話に、国税庁をかたる詐欺メールが届きました。国税庁と聞くと、公的なものかなと思ってしまいますが、怪しいのは、『...duckdns.org』というURLです。
迷惑メールや迷惑メッセージで届き、不正広告や詐欺サイトへ誘導するものでよく見かけるホームページアドレス(URL)が、『....duckdns.org』です。Duck DNSは、無料で多数のサブドメインが取得できるサービスで、詐欺サイトなどがよく利用しているようです。
送信元の電話番号を調べたところ、迷惑電話などのリストにもありませんでした。恐らく、使い捨てのものだと思います。
国税庁のホームページ(https://www.nta.go.jp)には、メニューのすぐ下に『緊急のお知らせ 不審なショートメッセージやメールにご注意ください』があります。
そこには、『国税庁(国税局、税務署を含む)では、ショートメッセージによる案内を送信しておりません。また、国税の納付を求める旨や、差押えの執行を予告する旨のショートメッセージやメールも送信しておりません。』と書かれています。
ただ、国税庁の配信サービスやメールマガジン配信サービスに登録されている場合、e-Taxの利用にあたり、メールアドレスを登録されている場合は、国税庁からメール案内が届くとも書かれています。
国税庁のホームページアドレスは、『https://www.nta.go.jp』なため、これが違う時点で詐欺と判断しても良さそうです。
ショートメッセージ(SMS)の場合、表示するURLの偽装はできないのですが。スマホやPCで受け取るメールでは、偽装する可能性もあるため、URLが正しくても注意が必要かもしれません。
父のケータイは、電話とSMSくらいしか使わないガラケーです。ネット接続の契約もしていないため、詐欺メールのURLを押しても、サイトが開くことはありません。もし、父がスマホを使っていたら、詐欺サイトを開いていた可能性は高いです。
ただ、父も母も、今年、機種変しているのですが、3Gから4Gのガラケーに替えただけです。ネットに興味が無く、ネット接続の契約もしていないため、詐欺サイトへ誘導されないという安心感はあります。
最近では、災害時の避難などでもスマホを使うような話があり、父や母もスマホにした方がいいのかなとも思っていたのですが。こういうことがあると、やはり、ガラケーが一番となります。
ガラケーが、まもなく使えなくなるという話なのですが、これは、3G回線のガラケーの話です。auは2022年3月31日に電波供給を停止、ドコモが2026年3月31日、ソフトバンクは2024年1月下旬です。
父や母が使うガラケーは4G回線なため、今のところ電波供給を停止する話は無く、数年は問題なく使えそうです。