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種アリ柿の渋抜き 焼酎がダメなら二酸化炭素、時間が経ち過ぎ、熟れもあり... [渋柿をおいしく お酒で渋抜き]

以前、種ナシの渋柿を焼酎で渋抜きし、おいしく食べれた話を書いたのですが。その後、渋抜きをしつつ、もっと硬めにできないかと冷蔵庫に保存にしたところ、いろいろあり。最後は、渋が抜け、柿を食べた後にお茶を飲んだくらいの渋さにはなったのですが。

前回の種ナシ渋柿が、思いのほか上手く渋抜きできたので、今度は、もっと硬めにしたく、焼酎をへたに塗り、冷蔵庫へ。それから、1週間ほど経った頃、父から前回の柿と違い、種がある方で、しかも、この柿、やわらかくなり難いと言い出し、先に言ってくれればという状況に。冷蔵庫に入れて、一週間後に食べた時には、渋さが酷くて食べれず。

このままだと渋が抜けないと思い、二酸化炭素の渋抜きを調べました。やり方なのですが、二酸化炭素の中に24時間、柿を入れておき、その後、そこから出して、2日ほど経つと渋が抜けるとあります。

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問題は、二酸化炭素を手に入れる方法なのですが。クエン酸と重曹を反応させれば、二酸化炭素が発生するため、食用のクエン酸と重曹をアマゾンで購入してみました。

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早速、大きめの容器に柿を並べ、小さなカップにクエン酸と重曹を入れました。二酸化炭素の量なのですが、容器が8リットル、柿も入っているので、6リットルの二酸化炭素を作ることにしました。空気中の二酸化炭素 濃度が、3%以上になると過呼吸やめまい、頭痛などを引き起こすため、ちょっと控えめにしています。

クエン酸 4g、重曹 4gで約1リットルの二酸化炭素が発生するため、容器の中には、クエン酸と重曹を24gずつ入れ、そこに水をそそぎ、容器のフタを少し開け、反応が終わってから、しっかり閉めました。二酸化炭素は、空気よりも重いので、それなりに二酸化炭の濃度が高い状態になっていると思います。

1日経ち、容器から柿を出して、2日後。渋くて食べれなかった渋柿だったのですが、後味で少し渋さを感じる程度になりました。ただ、大成功という感じではなく、ちょっと気になるところがあります。

最初に焼酎で渋抜きしようとしていたため、そこで時間を取られ、その後、二酸化炭素を使っています。時間が経ち過ぎてしまい、柿自体が熟れてきていて、渋は柔らかく熟してくると抜けるようなので、二酸化炭素の効き目が、よく分からないところがあります。

渋抜きした柿を食べたところ、渋の抜け具合にバラツキがあります。渋を抜くために、柿一つあたり、どのくらいの二酸化炭素が必要なのかが分かれば、上手くできそうな気もします。

ただ、二酸化炭素は、空気中の濃度が高くなると危険です。大量の柿を渋抜きするなら、焼酎などを使うやり方の方が、手軽にやれて、手間も少ないです。

今年の柿は、取り尽くしたので、来年、二酸化炭素で渋抜きしてみて、しっかり渋が抜けるのか試してみたいと思います。

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